楽天ゴールデンイーグルス・浅村栄斗が「スカパー！サヨナラ賞」を4度目の受賞！「ファンの皆さんがすごく喜んでくださって嬉しかった」

パ・リーグ 東北楽天ゴールデンイーグルス 浅村栄斗選手が、8月度の「スカパー！サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。

浅村選手は、8月30日に楽天モバイルパーク宮城で行われた対埼玉西武ライオンズ22回戦、2対4の2点ビハインドで迎えた9回裏、1点差に詰め寄った直後の無死1、2塁の場面で、左翼席へ劇的な逆転サヨナラ3点本塁打を放った。

東北楽天はこの試合、3回に島内選手の適時打で逆転に成功する。先発・藤平投手が5回1失点の好投を見せると、6回からは、安樂投手、酒居投手、渡辺翔投手がそれぞれ無失点の投球を披露した。1点リードで迎えた9回表、東北楽天は絶対的守護神・松井裕投手を送り込むも、3本の適時打を浴びまさかの逆転を許してしまう。2点ビハインドで迎えた9回裏、先頭の代打・小深田選手、続く島内選手が出塁すると、辰己選手が適時打を放ち1点差。なおも無死1、2塁の場面で、浅村選手が打席に入る。冷静にボールを見極め、迎えたフルカウントからの6球目。インコースの直球を見事に捉えると、打球は左翼席に突き刺さる起死回生の逆転サヨナラ3点本塁打となった。この試合で、チームは5連勝を記録し、3位・福岡ソフトバンクとのゲーム差を1に縮めた。浅村選手自身、2013年以来10年振りとなるサヨナラ本塁打はチームのCS進出への望みをつなぐ一打となった。

浅村選手は4度目のスカパー！サヨナラ賞受賞となる。

――今回の「スカパー！サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします

「4度目ということで非常に嬉しく思っております。そして、チームを救えるような1打というのを打てた事が自分の中ですごく印象に残っておりますし、嬉しく思っております」

――9回裏の攻撃に向かうチームの雰囲気はどうでしたか？

「このチーム(楽天)が苦手とする、今井投手を攻略できそうな中で、最終回に逆転されて嫌な雰囲気ではありましたけども、最後の最後まで選手はみんな諦めることなく、9回裏を戦おうという気持ちはすごくベンチでもあったので、しっかり気持ちを整理して打つことが出来ました。良かったです」

――打った感触はいかがでしたか？

「あのホームランが久しぶりに打てたホームランだったので感触は良かったんですけど、まさか正直入るとは思わないくらい久しぶりの感覚だったので、入った時はすごく嬉しかったですし、何よりファンの皆さんがすごく喜んでくださっているのを感じれましたので、それがすごく嬉しかったです」

――ハマっていることがあれば教えてください

「去年娘もできまして、家族との時間というのはハマっているというか大事にしています」

――最近、オフの日に出掛けたところはどこですか？

「月曜日のオフの時間というのは、家族で動物園とか水族館とかはよく行っています」

――ご家族はどんな存在ですか？

「本当になくてはならない存在だし、すごいいろんな面でいろんな角度でサポートしてもらっていますし、娘にはすごくパワーをもらっているので、僕の中では大切な存在というか大事な存在です」

――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします

「いつもいつもテレビの前で観ていただいて、応援していただいて、本当にありがとうございます。皆さんの力・応援というのは、僕たちにもすごく届いていますし、力になっていますので、引き続きこれからもよろしくお願いいたします」

※月間スカパー！サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー！」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。

文＝HOMINIS編集部