東京ヤクルト・長岡秀樹選手＆千葉ロッテ・小川龍成選手がサヨナラ打の裏話を披露。来シーズンの抱負を語る

「2024 スカパー！ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式が11月27日に都内で行われ、セントラルリーグは東京ヤクルトスワローズの長岡秀樹選手、パシフィックリーグは千葉ロッテマリーンズの小川龍成選手が受賞した。

同賞は、レギュラーシーズンを通じて最も劇的なサヨナラ本塁打、またはサヨナラ安打などを放った選手(セ・パ各１名)に贈られるもので、月間「スカパー！サヨナラ賞」の全12プレー中から、ファン投票により選出される。

トロフィーを受け取った長岡選手は「『スカパー！ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞』に選んでいただきありがとうございます。投票してくださったファンの皆様も心より感謝したいと思います。これからもこの賞を獲得できるように来年も頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。スカパーの皆様、ファンの皆様、本日は本当にありがとうございました」、小川選手は「『スカパー！ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞』をありがとうございます！この打席は自分の持ち味が持ち味が出せた打席だったと思います。来年もこの賞を取れるように頑張りたいと思います。スカパーの皆様、選んでいただいたファンの皆様、本日はありがとうございました」とそれぞれ受賞の喜びとファンへの感謝を語った。

また、両選手とゲストの上原浩治氏によるトークショーも開催。2020年以来2度目のゲスト出演となる上原氏は、両選手の印象を聞かれ「(長岡選手は)今年、143試合フル出場で、これからもヤクルトの中心となっていく選手になってもらわないと困る選手ですから。最多安打などタイトルも獲得していてこれからより上のレベルを求められると思うので、大変になると思いますが頑張ってほしいなと思います。小川選手とは今日初めてお会いしたのですが、僕の方が身体が大きいなと...(笑)。タイプ的にはお二人ともアベレージヒッターになってくるのかな。脚も速いと聞いていますから、自分の持ち味を生かして頑張っていってほしいな」と激励の言葉を送った。

上原氏の激励に対し、長岡選手は「やっぱりテレビで見ていた方なので、名前を知って頂けて嬉しいです」と小川選手は「あんまり僕の印象はないと思うので、これから活躍してもっともっと知って頂けたらなと思います(笑)」と会場内の笑い誘った。

年間大賞を受賞したサヨナラ打について言及する一幕も。長岡選手は「この日はいい当たりはあったんですが、全部取られてた打席でしたね。この前の打者が中村さんだったんですけど、一死二三塁で『頼むから、決めてくれ』と思いながら、三振してしまったので、ここで僕が打ち取られても中村さんのせいにしてしまおうと思いながら打席に入りました」と漏らし、小川選手は「ちゃんとしたサインは出てないんですが、二死満塁でしか回ってこない場面だったので、セーフティもありかなと自分でも考えた中でベンチで準備をしているときに金子コーチ伝手に吉井さんから僕と同じ考えもありと伝言がきたので、セーフティだと決めて打席に入りました」と語った。

続いて、ファンからの質問コーナーでは、ファンから募った質問を上原氏が抽選箱から2つ取り出し各選手が答えた。長岡選手は、1問目「好きな食べ物は何ですか？」に対し「ごはんがすすむものなら何でも好きですけど、最近はアスパラベーコンが好きです。焼肉は量食べれないので...ちょびちょび系が好きです」と回答。2問目の「勝負飯は？」に対しては「麺類ですかね。試合前は必ずうどんなどの麺類系を食べます。一番好きなのは、具を何も入れない温かいうどんです」と答えると、それに対して上原氏は大きく頷き「僕も試合前はそうです。(胃の中に)入れすぎると身体が重くなって試合に影響するので、うどんかそばを食べて7割くらいにして、試合後に食べるようにしてました」と語った。

小川選手へは、1問目の「いい結果が出ない時の切り替え方は？」という質問に対し、「最初から良い結果が出ると思っていないので、良い結果が出なくて当たり前ぐらいの感覚でいます。期待しすぎて欲出して力んでも良い結果が出ないので、良い結果が出たらラッキーぐらいの感じです」と回答。今シーズンの好調から欲が出るのではという問いへ「欲持ちたいです。持っちゃうと思います、でもグッと堪えて(笑)」と笑顔で漏らすと、上原氏から「欲はめちゃくちゃ持って良いと思います。絶対レギュラーになろうとか、絶対サヨナラの場面で俺が決めてやろうとか、そういう欲は持った方が良いと思う。最近は、遠慮がちの選手も多いですから」とアドバイス。2問目の「試合前によく食べる物は何ですか？」という質問に「僕も麺類ですね。基本的には何ものっけずに...ラーメンが多いですね。味は味噌ラーメンが好きですね」と回答。勝負飯を聞かれると「あんまり意識したことないですね。試合前だから必ず食べるものもないですし、その日の気分で食堂で食べたいものを食べる感じですね」と語った。

最後に、来シーズンの抱負を聞かれると長岡選手は「来シーズンは優勝、日本一。2年連続5位という悔しい結果で終わってしまっているので、優勝目指して頑張りたいと思います。個人的にはキャリアハイを目標に頑張りたいと思いますので、ご声援よろしくお願いいたします」、小川選手からは「来年はレギュラーをとって1年間試合に出て活躍してチームが優勝できればと思うので、そこを目指して頑張りたいと思います。地元に後援会が出来たので、後悔させないように頑張ります」とそれぞれの抱負を述べた。

文＝HOMINIS編集部