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北海道日本ハムファイターズ・郡司裕也選手が「スカパー!サヨナラ賞」を初受賞 グッズにもなった名言「さすがにオレ、カッコイイ~!」の真相とは?
2025/5/16(金)

パ・リーグ 北海道日本ハムファイターズ 郡司裕也選手が、3、4月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。
郡司選手は、4月11日エスコンFで行われた対埼玉西武4回戦、0対0のままで迎えた延長12回裏、二死二塁の場面でライトスタンドへ劇的なサヨナラ2点本塁打を放った。
この試合、北海道日本ハム先発の山﨑福也投手、埼玉西武先発の今井投手、共に8回まで無失点投球と息詰まる投手戦となる。9回からは両チームリリーフ陣が完璧な継投でスコアボードには0が並ぶ。迎えた延長12回裏、北海道日本ハムは二死走者なしから、万波選手が四球で出塁。1点が欲しいベンチは、代打に郡司選手、一塁ランナーに代走松本剛選手を送る。2球目に、松本剛選手が盗塁を決め、二死二塁とし、打席の郡司選手に全てを託す。追い込まれてからの4球目を捉えると、打球はライトスタンドに吸い込まれ、劇的なサヨナラ2点本塁打となった。土壇場からの一振りで延長12回の激闘に終止符を打ち、チームは今季初のサヨナラ勝利をおさめた。
――初受賞となりますが、受賞の感想をお願いします
「この度は選出いただきありがとうございます。これ以上の劇的なサヨナラホームランが生まれずに、年間大賞を受賞したいという想いがあります(笑)」
――応援してくださっているファンの方へも一言お願いします
「僕がサヨナラを打った試合は延長12回でしたし、いつも最後まで残っていただいているファンの皆様には本当に感謝しています。そんなファンの皆さんのためにも、あのような試合を今後もお見せできればと思っています!」
――松本剛選手が盗塁を決めて、ツーアウト二塁、4球目、打席にはどんな気持ちで入りましたか
「僕は"代打は基本そんな簡単に打てるもんじゃない"と思って打席に入っているので、"打てなくてもしょうがないだろう"ぐらいの気持ちで行きました。そういう気持ちで行くと、割り切りや思い切りが生まれると思います。追い込まれていましたが、ある程度頭の中にこういうボールが来るだろうなと思い浮かべていて、打てたので冷静だったかなと思います」
――フォークボールが2球来て松本剛選手が盗塁、その後、ストレートの次のフォークボールでした。狙っていたんでしょうか
「ある程度頭にはあったボールでした。剛さんが盗塁してくれたことによって、一気に得点圏に入ったので、バッテリーも大胆な勝負はしてこないだろうなと思っていました。剛さん様々です!」
――あの盗塁が気持ちにも影響したのですね
「そうですね。この賞の報酬の半分は剛さんにあげてもいいぐらいの気持ちです(笑)」
――ライトへのホームランでしたが、改めて手応えを含めていかがでしたか
「打った瞬間は入ると思っていなかったので、全力で走ったのですが、今思い返せば、打った瞬間歩いてバットを放り投げてもよかったかなと思ってます(笑)」
――2万9千人以上のファンが詰めかけていました。球場の雰囲気は覚えていますか?
「僕が代打でコールされた時にすごく歓声をいただきまして、嬉しかったのを覚えています。夜遅かったので、皆さん帰れるのかなっていう心配もありました。あのまま引き分けで終わっていたら、帰り道が長く感じて落ち込むファンの方も多いと思うのですが、晴れ晴れ帰してあげられてよかったです」
――お立ち台では「さすがにオレ、カッコイイ~!」という名言が出ました
「あの時はテンションも上がっていたのでそう言ったのですが、後々見るとすごく恥ずかしいです(笑)」
――かっこいいと思った方もたくさんいらっしゃると思います。グッズにもなりました
「いや~はい、かっこよかったと思いますけど(笑)。ファイターズはすぐグッズにしてくださるので、ありがたい限りです」
――改めてあのサヨナラホームランは郡司選手の中ではどういう1本になりましたでしょうか
「やっぱりあのような場面で打てることが強みだと思いますし、どういう場面でも冷静にやるべきことを考えて打席に立っています。今後もあのような場面が来たら絶対打てるように、という気持ちでいます」
――今シーズンはキャッチャーに本格的に取り組んでいらっしゃいますが、今後どのような形でチームに貢献したいですか
「そうですね、今シーズンは僕のお願いでキャッチャーを増やしてもらっていますが、やっぱり一番の強みはバッティングだと思います。全ポジション、前打順をやるつもりで、やれと言われたところで結果を残せるようにしたいと思います」
――今回のサヨナラに関して、新庄監督からお声がけなどはありましたか?
「直接の声がけはなかったのですが、記事の中で『郡ちゃん渋いね』とおっしゃっているのを見ました。渋いというよりはだいぶ派手だったかなと思うんですけど(笑)。まあ、監督が渋いって言うなら、まあ渋いんでしょうけど...今後も渋い活躍を見せられたらなと思います」
――賞金30万円の使い道は考えていますか
「どうしましょうかね...僕も今年28歳になってプロ野球で言えば中堅ぐらいだと思いますが、このチーム本当に年下が多いので、あの生意気な年下たちをたくさん引き連れてご飯でも行こうかなと思います」
――試合前のルーティーンや勝負飯、ゲン担ぎはありますか?
「試合前に絶対やっていることがあります。野球選手の皆さんはユニフォームに香水をつけて、リラックスする方も多いかと思うのですが、僕の場合は"お清め塩スプレー"を体に振りかけて体を清めてから試合に向かっています」
――今回の試合の前もスプレーをされたのですか?
「そうですね。あの時は途中出場だったので、打席に行く直前ぐらいに頭からかぶっていきました(笑)」
――最近ハマっていることはありますか
「最近はギターを購入しました。休みの日にコードを一つずつ覚えようと頑張っています」
――弾きたい曲はありますか?
「僕はback numberさんが大好きなので、どれか一曲弾けるようになってお披露目できればなと思っています」
文=HOMINIS編集部
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