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世界での経験を経て、長谷部誠がJリーグへ対する印象とは?「みんなでやっていけたら、すごく明るい未来が待っているんじゃないかな」
2024/7/24(水)
スカパー!のオリジナルサッカー番組「Jリーグラボ」。本番組は、「世界で戦うには何が必要か?」という命題のもと、日本サッカーの水準向上を目的に開設された特殊機関"Jリーグラボ"で、様々な角度から日本サッカーを徹底分析する討論系サッカー番組だ。
7月31日(水)に放送される#135の研究テーマは「長谷部誠」。元日本代表でアイントラハト・フランクフルトU-21アシスタントコーチに就任が決定した長谷部がスタジオに登場し、番組MCのJリーグチェアマン・野々村芳和が質問をしていく!
今回は、収録を終えたばかりの長谷部にインタビューを敢行。野々村との関係性や、今後の展望などについて語ってもらった。
――収録を終えての感想をお願いします
「非常に楽しい話ができて、やはり野々村さんと話をしやすいとか、引き出すことも非常にすごく上手いので、なんかあっという間の収録でしたね」
――野々村さんとの関係性はいかがですか?
「野々村さんは、これまでも取材とかでも、何度かご一緒させてもらったことあるんですけど、同じ静岡出身ですし、いろんな共通の話題がたくさんあって。そしてね、今はJリーグチェアマンやられてて...僕は海外にいるので、今日の収録の中でもまあ日本サッカーが良くなるため、Jリーグが良くなるために、僕みたいな人間からも意見を引き出してくださる感じがすごく探究心が強いというのすごく感じました」
――また番組に出演するとしたら、野々村さんと議論や討論をしてみたいテーマや話題はありますか?
「僕は野々村さんのように現場ではないフロントとかクラブ経営とか、そういうところも非常に興味があるので、そういう視点ですごく野々村さんは選手から札幌で社長やられて、Jリーグにも行ってるので、その経験をいろいろちょっとこう教えていただきたいなと思います」
――今回のようなサッカー専門番組は、ブラジルとかイングランドとかドイツに多いと思いますが、特にドイツとかはこのような討論番組系はありますか?
「すごい多いですよ。ドイツでも、このような非常にサッカーに特化した番組っていうのは多いです。日本でもこうしてJリーグ含め、こういう番組があることの意味というものはすごく日本サッカー会にとっては大きいことだと思うので。こういう番組が続くのも大事ですし、より増えていくっていうのもすごく大事かなと思いますね」
――野々村さんは、メディア出演に力を入れていらっしゃると思いますが、そのようなメディアへの露出がサッカーと出会いになると思いますか?
「そうですね。今の時代はテレビももちろんそうですし、ソーシャルメディア含め、様々なところでいろんなマーケティングをして行くのが大事だっていうのは、僕もヨーロッパのクラブの中にいて非常に感じているところなので。そういう部分では日本サッカーに関わる方々が、そういうものであの積極的になるっていうのはすごく大事なと思います」
――野々村チェアマンのJリーグに期待することはありますか?
「僕はJリーグに対しては、現状でも非常にポジティブな印象を持っていて、これだけ環境の整ったリーグっていうのは世界に探してもやっぱりなかなかないと思うんですよね。僕はサッカー界にいて、サッカー界の友人も知り合いもたくさんいる中で、いろんな話をしている中でも、Jリーグに関わる方々は本当に『Jリーグを良くしていこう。そして日本サッカーが強くなるため、良くなるために』っていうのをすごく考えて、日々取り組んでくれる方も本当に多いと思うんで、そういうものをポジティブにとってます。もちろんこれまでのJリーグが出来て30数年、これからの方がより成長していくというところでは難しい部分はあると思うんですけど。でもそれを関わる関係者みんなでやっていけたら、すごく明るい未来が待っているんじゃないかなと思います」
――長谷部さんの活動について、収録では「U-21からなかなかトップに上がるのはまた難しい」という話がありましたが、そのような中で今シーズンはどのようなアプローチをしていきたいですか?
「自分の役割っていうのは、やはりこのポストについた意味っていうものをしっかり考えなければいけないと思っていて。そういう意味で言えば、やはり自分の経験。若手選手たちがじゃあこれから先、トップチームで活躍するためにどういうことをしていくか、していかなければいけないかってことをしっかりと伝えていかなければいけないと思っています。そういうものは実際、これから先結果で見えてくるものと思ってるので、その今しっかりとやっていきたいなと思います」
――選手活動だけではなく個人としてユニセフの活動や、メディア出演やスクールなど、いろいろ取り組まれていますが、セカンドキャリアのスタートラインに立ってみていかがですか?
「いや、正直まだふわふわしますからね。あのやはりプロ生活が22~23年間ぐらいあったので。そこからそれが終わって、まだ自分が果たしてどこに向かうがいまいちつかめてない部分もあるので。これからいろんなことにチャレンジしながら、その中でいろんなものが見えてくればいいなとは思ってますね」
――次は選手ではなく指導者としてご自身で引っ張っていくなど、今後の展望について教えてください
「引っ張っていくみたいなのは、全然ないんですけど。僕の場合は、やはりアイントラハト・フランクフルトというクラブで十年プレイして、クラブから信頼というものを勝ち取り、今回こうしてチームに残ってくださいというオファーをいただきましたし、U-21のコーチというオファーをもらったと思うので、この縁は大切にしてきたいです。ドイツでは僕は外国人ですから。外国人の人間がそういうポストになれるというのもなかなかないところだと思うんで、まずは自分がどれだけできるかっていうのをやっていきたいなと思っています。あまり先のことは考えすぎずに、一歩一歩しっかりとやっていきたいなと思います」
文=HOMINIS編集部
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