コラム&インタビュー
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中日ドラゴンズ・宇佐見真吾が「スカパー!サヨナラ賞」を初受賞!辻本達規(BOYS AND MEN)が授賞式に登壇

2023/9/14(木)

セ・リーグ 中日ドラゴンズ 宇佐見真吾選手が、8月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。

宇佐見選手は、8月13日にバンテリンドーム ナゴヤで行われた対広島東洋カープ18回戦、0対1の1点ビハインドで迎えた延長10回裏、同点に追いついた直後の無死走者なしの場面で、右翼席へ劇的なサヨナラ本塁打を放った。

中日・柳投手、広島東洋・遠藤投手の両先発投手が好投を見せ、試合は投手戦となった。柳投手は9回を投げ切り、無安打無得点に抑える好投を見せたが打線の援護がなく、試合は延長戦へ突入。延長10回表、柳投手に代わり、今季ここまで自責点無しの守護神・マルティネス投手が登板するが、堂林選手に本塁打を浴び、ついに試合の均衡が破れる。

0対1の中日ドラゴンズ1点ビハインドで迎えた延長10回裏、先頭の石川昂選手が左翼席へ起死回生の同点本塁打を放つ。スタンドの興奮が冷めやまぬ中、打席には、この日投手陣の好投を捕手として支えてきた宇佐見選手が立つ。広島東洋の守護神・矢崎投手の3球目を振り抜いた打球は、そのまま一直線にファンの待つ右翼席へ飛び込むサヨナラ本塁打となった。宇佐見選手は8月度にこの試合を含む月間3度のサヨナラ打を記録。これは落合博満選手(中日)、阿部慎之助選手(読売)以来3人目のセ・リーグタイ記録である。

宇佐見選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。今回の授賞式には、12球団応援プロジェクト 中日ドラゴンズ応援団長 辻本達規(BOYS AND MEN)がプレゼンターとして登壇。「僕の親友の柳裕也を救ってくれてありがとうございます!」とコメントを添えてトロフィーが贈呈された。

笑顔でホームに向かう宇佐見真吾選手
笑顔でホームに向かう宇佐見真吾選手

スポーツニッポン新聞社提供

――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします。

「素直に選んでもらって嬉しく思います」

――サヨナラの場面を振り返ってみて、いかがですか?

「柳も良いピッチングをしましたし、そんな中でライデルが1点取られて...チームとして雰囲気が重い中で(石川)昂弥がホームラン打って、良い流れのどさくさのホームランだったので決められて良かったなと思いました」

――2試合連続のサヨナラ打を放ちましたが、その場面を振り返ってはいかがでしょうか?

「(監督から)狙うならシュートを思いっきりファールを打つぐらい狙っていっても良いし、強引にならずに逆方向に打っても良いし、そこは自分で決めろと言われた。逆方向を打とうと思ったんですけど、反応で打ったら抜けました」

――8月3度目のサヨナラ打の場面では打席でサヨナラの意識はありましたか?

「もちろんありましたし、その前の打席でもサヨナラの場面で凡退をしていたので、絶対に決めてやろうと思って打席に入りました」

――好調の要因はなんでしょうか?

「立浪監督、和田コーチ、森野コーチから色んなアドバイスをもらって、ここまでやれているだけなので、全く自分の力じゃないと思いますし、本当に毎日指導してもらっているので感謝しながらやっています」

――ファンの皆さんへ向けて一言お願いします

「サヨナラとなると長い時間観ていないと観られないと思うので、観てもらって感謝しています。ありがとうございます」

■辻本達規(BOYS AND MEN)からのインタビュー

写真左から、宇佐見真吾選手、辻本達規(BOYS AND MEN)
写真左から、宇佐見真吾選手、辻本達規(BOYS AND MEN)

辻本「今、良い状態で試合に臨まれていると思いますが、試合前のルーティーンはありますか?」
宇佐見「球場に来て30分くらい酸素カプセルに入って、そこからストレッチをしたりしていますね」
辻本「朝起きて、連日の疲れを感じますか?」
宇佐見「あまり、そんな感じはないんですけど。8月に監督から『お前のスイング鈍いな』とか言われましたけど、そんなことないですけどねって返しました(笑)」

辻本「夏場はやっぱり体重が落ちる選手が多いと聞きますが、体調面はどうですか?」
宇佐見「体重は全く落ちなかったですね。食べられますね」

辻本「練習で気を付けていることは?」
宇佐見「なるべくちゃんと動くというか、最大限の出力はダッシュだったり、ノックとかもそうですけど、ある程度最大限の出力は出すように意識しています」

辻本「最近ハマっていることは?」
宇佐見「お酒を飲むか、アニメやドラマを観るか、試合後はサウナに入って整って帰ります」
辻本「整うまでちゃんと感じるタイプ?」
宇佐見「3セットぐらいしっかり。整いドリンクも飲んで」
辻本「サウナは僕もすごい好きで、山まで行って自分でテントサウナを買って、川でテントサウナして飛び込んだりします。東海エリアに良いサウナいっぱいあるので、是非色んなサウナを開拓してください」
宇佐見「(案内)お願いします!(笑)」

スポーツニッポン新聞社提供

辻本「最近オフの日に出掛けたところは?名古屋の街に来て間もないと思うので、どこに行ったら良いかもわからないと思うんですけど...」
宇佐見「わからないので、とりあえず名古屋港水族館に行こうかなと思うんですけど...行こうかなと思うだけで行動には移してないです」
辻本「行くってなったら誰を誘うんですか?」
宇佐見「1人で行きます。1人行動大好きです」
辻本「新婚さんとは思えない(笑)」
宇佐見「1人大好きなんです」
辻本「それで揉めたりしないんですか?」
宇佐見「大丈夫です」

辻本「ずっとキャッチャーをやられていて、そのルーティーンのまま打席に行くのか、それとも慣れないファーストだけど守備機会としてはキャッチャーよりか考えることも少なかったりする中で...キャッチャーとファースどっちが打席に向かいやすいですか?」
宇佐見「準備のゆとりさだったらファーストですけど、キャッチャーの方が勝手に脳が働いていて防具もつけているから汗もかくじゃないですか?体の温まり具合はキャッチャーの方なのかな」
辻本「お話聞いていると体力すごいですね。汗かいた方が良い仕事ができるというか...」
宇佐見「たぶんそこまで考えていないだけだと思うんですよ。感じない」
辻本「結構、鈍感?」
宇佐見「そうですね」

辻本「走塁で心掛けていることは?」
宇佐見「僕は足遅いので"無理をしない"!この前のカープ戦でもレフト線で(二塁打になるかもしれない場面で)行こうと思ったんですけど、ちょっとやめました。無理をしない」
辻本「やっぱり自分でも行こうなかなと思った?」
宇佐見「一瞬思いますよやっぱり。でもこれ行ってアウトになったら流れ悪くなるから...安全第一」

※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。

文=HOMINIS編集部

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