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オリックス・山下舜平大が2024年の抱負を語る「山本由伸さんがつくってくれた雰囲気を受け継いでいきたい」
2024/3/21(木)
3月29日(金)に、2024年のプロ野球ペナントレースが開幕。J SPORTS では今年もオリックス・バファローズ全主催試合を生中継、4月はJ SPORTS3で「オリックス vs. 楽天」、「オリックス vs. 北海道日本ハム」、「楽天 vs. オリックス」など計13試合を生中継する。
今季、パ・リーグ4連覇と日本一奪還を目指すオリックス・バファローズ。昨季パ・リーグ新人王に輝き、今季は"投手王国"オリックスの先発投手陣の柱として期待がかかっている山下舜平大投手に、今季の意気込みなどを語ってもらった。
――春季キャンプはどのように過ごしてきましたか?
「けがで離脱していて秋季キャンプでは全く投げられなかったので、投球自体空いている期間が長かったんですけど、その分トレーニングをしっかりできました。体の調子を合わせていく作業がもう少しかかりますけど、あとはもう信じてやるだけかなと思います」
――昨年のキャンプでは野茂英雄さんからフォークの握りを教えてもらっていましたが、完成度はどのくらいですか?
「もともと野茂さんに教えていただく前までは、あまり"これ"っていうのがなくてバラバラだったんですが、今は教えてもらったものから自分で工夫していって、どんどん自分の感覚に近いものになってきているのでいい感じです」
――オリックスの投手陣について。投手王国と呼ばれていますが、どんな雰囲気ですか?
「お互いを高め合えるような年の近い選手がたくさんいるので、負けていられないという気持ちになりますし、それがまたいい方向に向かっているんじゃないかなと思います」
――能見篤史臨時コーチをはじめ、先輩から教えてもらったことで心に残っていることは?
「能見さんはメンタル的な指導が多くて、『自分が信じたことを継続してやるだけだぞ』と常に言われてきたので、それは今に生きていますね。あと、どの先輩もやっぱり『最後は自分だ』とおっしゃっているので、社会人としても選手としても大事なことなんじゃないかなと思っています」
――山本由伸投手から受けた影響は何かありましたか?
「由伸さんの後輩への態度や接し方は、周りの人とは全然違うなって感じましたし、いろいろな人に慕われて頼られる存在だったと思うので、僕もそういう人間になりたいです。オリックスのチームの雰囲気は由伸さんがつくってくれたものだと思うので、それを受け継いで大事にしたいです」
――山下投手といえば、最速160キロのストレートが話題となりました。スピードへのこだわりは?
「自分の最大の武器だと思っているので、伸ばしていかないといけない部分だと思っています。現段階では、スピードも自分が計画を組んでいた最低ラインは超えているので、あとはキレや回転数だったり、トレーニングしてきたことがかみ合えば、どこまで出るのか楽しみです」
――野球をやっていて、どんなときに一番楽しさ、充実を感じますか?
「ウエアを着てやること自体も本当に好きですし、球速を更新したり、そういう小さい喜びが野球には多いと思います。もちろん負けたときは悔しいですけど、そこは考えて、また次の試合で勝ったら最高にうれしいので、たまらないですね」
――故障を克服していく中で、どのようなことを考えましたか?
「故障はしないに越したことはないですが、してしまったら仕方がないので、そこはプラスに考えて、その分できることもたくさんあるので、そういう時間にしようと自分は心掛けるようにしました」
――ここ数年、自身で変わったなと思うことはありますか?
「計画をしっかり立てて、それを継続できるようになったことは、一番大きいかなと思います」
――高校時代にコロナ禍でいろいろな制限があったことも大きかったのではないですか?
「毎日オフで夏休みみたいな感じが急にまずいと思うようになって、計画を立てるようになりました。朝何時に起きて、トレーニングは何をして、みたいな。結果としてコロナ禍明けの試合で球速が一気に上がる成功体験があったので、今があるんじゃないかなと思います」
――プロデビュー戦で開幕投手となりましたが、振り返ってみてどうでしたか?
「初めてだったので開幕戦の雰囲気が分からずに、緊張はしなかったというか『無』でしたね。由伸さんがいないから自分が投げているぐらいの感じでしたけど、今年は投げたいなっていう気持ちがあります」
――21歳という若さで侍ジャパンに選ばれた率直な気持ちは?
「けがもあったので驚きましたけど、すごい試合で投げさせていただけることは本当に光栄なことだと思います。ただ、相手が変わろうがやるべきことは変わらないと思うので、投球スタイルは変えずに自分がやるべきことをしっかりやっていきたいです」
――今シーズン獲得したいタイトルは?
「防御率という数字はこだわってやっているので、そこは取りたいですし、やるからには一番になりたいので頑張りたいです」
取材=J SPORTS 文=永田正雄 photo by MASAYUKI MATSUMURA
放送情報
J SPORTS STADIUM2024
「オリックス vs. 楽天」
放送日時:4月9日(火)~11日(木)17:30~
「オリックス vs. 北海道日本ハム」
放送日時:4月12日(金)17:30~、4月13日(土)、14日(日)13:30~
「楽天 vs. オリックス」
放送日時:4月16日(火)~18日(木)17:30~
「オリックス vs. 埼玉西武」
放送日時:4月23日(火)~25日(木)17:30~
「オリックス vs. 千葉ロッテ」
放送日時:4月30日(火)17:30~
放送チャンネル: J SPORTS 3
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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