コラム&インタビュー
提供:HOMINIS

中日ドラゴンズの若き大砲・石川昂弥がチームの優勝と新人王を目指して豪快にフルスイング!

2022/5/27(金)

中日ドラゴンズ・石川昂弥
中日ドラゴンズ・石川昂弥

開幕から2カ月近くが経ち、熱い戦いを展開中のプロ野球。立浪和義新監督の下、新たなスタートを切った中日ドラゴンズの主催試合は、今季もJ SPORTSで生中継されている。中日が11年ぶりの優勝を狙うために欠かせないのが若手選手の台頭。先発ローテーション入りした高橋宏斗(※「高」は正しくは「はしご高」)、走攻守三拍子揃った岡林勇希、ルーキーのスラッガー鵜飼航丞ら奮闘を見せている若手選手の中で、特に注目を集めるのが今季覚醒が期待される若き大砲・石川昂弥だ。

■東邦高校で春の選抜を制し、ドラフト3球団競合で中日へ入団

愛知県半田市出身の石川は、小中学校時代から全国レベルの野球の実力を持ち、高校は名門の愛知・東邦高校へ進んだ。2年時の春の選抜で4番・三塁手として甲子園の土を踏み、1回戦で花巻東高校(岩手)に敗れた。3年時の春の選抜はエースとして全5試合に先発登板し、打者としては計3本塁打を記録。習志野高校(千葉)との決勝戦では、相手をわずか3安打に抑えて97球で完封し、打っては2本塁打を含む3安打4打点の大活躍で、東邦高校を史上最多となる5回目の選抜優勝に導いた。

3年の夏は県大会で敗れ、甲子園に出場できなかったものの、U-18ワールドカップの日本代表メンバーに選出。大船渡高校(岩手)の佐々木朗希(現千葉ロッテ)、星稜高校(石川)の奥川恭伸(現東京ヤクルト)、興南高校(沖縄)の宮城大弥(現オリックス)らとチームメイトになり、大会は全8試合に4番打者として出場し、打率.333、1本塁打、9打点をマークした。そして、投打二刀流も期待されたが、本人は打者専念を明言して迎えた2019年のドラフト会議で、オリックス、中日、福岡ソフトバンクから1位指名され、抽選の結果、地元の中日へ入団することが決まった。

■初打席初安打でプロデビューするも、2年目は骨折で棒に振る

ルーキーイヤーの2020年は左肩の故障もあり2軍スタートとなった。7月に1軍へ昇格し、7月12日の広島戦で7番・三塁手として初出場すると、プロ初打席でレフト線へ二塁打を放ち、プロ初安打をマーク。だが、その後は出場機会に恵まれず、わずか14試合の出場に甘んじた。

2年目の昨年(2021年)は、6月に2軍の試合でデッドボールを受けて左手尺骨を骨折。手術を受けて全治3カ月と診断され、10月に教育リーグのみやざきフェニックス・リーグで実戦復帰するも、1軍での試合出場はないシーズンに終わった。

■長距離砲のポテンシャルが開花し、今季はホームランを連発

立浪監督から「将来4番を打てるものは持っている。100打席、200打席打てなくても使い続けます」と期待されてスタートした今季は開幕から三塁手としてスタメン出場。当初はなかなか結果が出なかったが、10試合目の4月5日ヤクルト戦(神宮球場)で待望のプロ初ホームラン。8回にセットアッパーの清水昇から放った貴重な決勝アーチでチームを勝利に導いた。

その2試合後にも2号ホームランを打って勢いに乗り、4月12日の阪神戦(バンテリンドーム)では決勝の勝ち越しタイムリーを放ち、本拠地で初のお立ち台に立った。その後も4月22日の巨人戦(バンテリンドーム)で菅野智之から一発、その2日後の巨人戦では4打点の活躍で最大5点差をひっくり返す逆転劇を演出した。4月28日の阪神戦では思い出の甲子園球場でプロ初となる4号ホームラン。そして5月6日の阪神戦(バンテリンドーム)では10回2アウトまで完全試合を続けた大野雄大に白星をつけるプロ初のサヨナラヒットを放っている。

■"2001年世代"を代表するスラッガーが新人王へ向けて突き進む

今季、石川の打撃が開花したのは家族の存在も大きい。石川と同じ東邦高校出身で、控え捕手だったものの平成最初の選抜で優勝している父の尋貴さんは折に触れて、LINEで励ましのメッセージを送ってくれた。東邦高校野球部の弟・瑛貴さんが右肩脱臼から復帰して快打を連発する動画も届き、それを見た石川は奮起し、その2日後にプロ初ホームランを放っている。

「今は結果を恐れずに三振してもいいからホームランバッターらしく思い切ったスイングをすることを心掛けています」と語る石川昂弥。同い年の佐々木朗希、奥川恭伸、宮城大弥ら、21世紀になって生まれた"2001年世代"に遅れを取っていたが、目覚めた大砲にもう迷いはない。5月9日に新型コロナウイルスの検査で陽性判定を受け戦列を離れたが、復帰後は豪快なフルスイングでホームランを連発し、資格を有する新人王を争う活躍を見せてくれるはずだ。

文=田口裕(エンターバンク)

放送情報

J SPORTS STADIUM2022 ~セ・パ交流戦~中日 vs. 福岡ソフトバンク
放送日時:2022年6月3日(金)17:55~
チャンネル:J SPORTS 2
J SPORTSでは中日ドラゴンズ主催試合を生中継!
※放送スケジュールは変更になる場合があります

一覧を見る
最新記事

スカパー!スポーツコラム&インタビュー一覧中日ドラゴンズの若き大砲・石川昂弥がチームの優勝と新人王を目指して豪快にフルスイング!

このページをシェアする

  • Twitter

  • facebook

  • LINE

  • はてなブックマーク